Tomoyuki Hirose Journal

#新卒で社会起業家に挑戦中

「政治に無関心」とされる日本に、僕は「自分の意見を持つ習慣」を作りたい

はじめまして。

廣瀬智之と申します。

 

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僕は今、社会問題を解決するソーシャルビジネスしかやらない会社、

「ボーダレス・ジャパン」で起業準備をしています。

 

2019年1月にボーダレス・ジャパンを退社し、

自分の事業をスタートさせる予定です。

 

僕が解決したいと思っている社会問題は、

「日本の低い社会・政治参加意識」です。

 

今回の記事では、なぜこの問題を解決したいと考えているのか、

またどのような手段で解決していくのかについて書いていきたいと思います。

 

報道写真家志望から社会起業家志望へ

 

実は僕は大学4年になるまで、

ずっと報道写真家になりたいと考えていました。

 

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カンボジアで知り合った子どもと 

 

高校生の頃、開発途上国に関心を持った僕は、

大学生活を通して東南アジアやオセアニア、そしてアフリカの国々を旅してきました。

 

開発途上国の様々な問題を知る中で、「もっとこの問題を多くの人に伝えたい」と思うようになった僕は、

 

アルバイトで貯めたお金で一眼レフを買い、取材活動に取り組むようになりました。

 

アルバイトでお金を貯めて、休みになる度に取材に行くという日々を繰り返し、

 

取材したことはganasというメディアや、個人主催の写真展や講演会を通して発信していました。 

 

 

「大人になってもずっとジャーナリズムに携わりたい。」

そう考えていた自分に、ある転機が訪れました。

 

伝えるだけでは社会は変わらない…?

 

大学3年を修了した後、

僕は大学を休学し、大洋州の国々を取材していました。

 

その中で、「キリバス」という国に行ったことが、自分の考えを変える大きな転機になったのです。

 

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満潮時に浸水するテピケニコーラ村の子どもたち 

 

キリバスは南太平洋に浮かぶ小さな国で、

気候変動の影響により、早ければ30年後には沈んでしまうという予測も出ている国です。

 

気候変動は経済大国の日本にとって、切っても切れ離せない問題でもあります。

 

私たちの暮らしが、キリバスにどのような影響を与えているかを知りたいと思い立ち、取材に行くことにしました。

 

約1カ月間の滞在を終え、

いよいよ世に取材内容を発信するとき、

 

「一体今日本では、どれくらいの人が社会問題を自分事に捉え、解決したいと考えているんだろう?」という疑問が生まれました。

 

というのも、

 

自分の発信を受け取った人たちが、キリバスという縁もゆかりもない国の為に、生活スタイルを変えることがどうしても想像できなかったのです。

 

報道の役割は、今この社会で起きてることを世に伝えることです。

 

その情報を元に行動する人がいて、初めて問題解決につながります。

 

報道は問題解決に必要不可欠なものであることは間違いありません。

 

でも一方で、その情報を受け取り行動する人が増えなければ、結果として意味のないものになってしまうのではないか?

 

そう感じた自分は、帰国後に日本の社会・政治意識を取り巻く状況を調べることにしました。

 

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マラケイ島で一緒に過ごした家族 

 

世界的に低い、日本の社会・政治参加意識

 

調べてみると、自分の疑問を確証づけるデータがたくさん出てきました。

 

例えば、選挙の投票率が低いのは皆さん既知の通りだと思います。

 

その他にも国際比較調査グループのISSPから以下のようなデータが出ています。

 

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www.nhk.or.jp

 

調査で指摘されているのは、日本の政治社会参加意識は「受動的」だということ。

 

デモを始めとする主体性を求められる行動になれば、参加する人の割合が著しく低下するという指摘です。

 

別の調査ではイギリス・韓国・日本の政治社会意識を比較しています。

 

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www.nhk.or.jp

 

 

国際的に比較した時に、日本の政治社会意識の低さを裏付けるデータは山のようにあります。

 

海外、特に欧米諸国では市民が政治や社会に参加するのが「当たり前」のようです。

 

日本では政治参加というとネガティブな印象を持つ人が多いようですが、

 

外国では子どもでもデモに参加したり、自分の意見を持っていたりします。

 

www.huffingtonpost.jp

 

 

民主主義国家において、自分たちの権利や意見を主張することはごく当たり前のことなのです。

 

日本を取り巻く政治社会意識の状況を知ったとき、

 

自分がするべきことは、社会問題を発信することではなく、社会や政治に参加する人たちを増やすことだと気付きました。

 

それ以降僕はジャーナリストを志すのではなく、社会起業家になるという道を歩み始めました。

 

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事業を一緒に立ち上げた藤田一輝 

 

日本に必要なのは「自分の意見を持つ習慣」

 

ではどうするれば政治社会意識が上がっていくのか?

 

よく日本人は政治や社会問題に無関心だと言いますよね。

 

ではそもそも無関心とはなんでしょうか?

 

そして、どのような状態になれば無関心じゃないと言えるのでしょうか?

 

特定の問題に対して何か行動を起こしている状態でしょうか?

それとも行動はしなくても、幅広い分野のニュースを見ている状態でしょうか?

 

考え抜いた末に僕は、無関心=「自分の意見を持っていない状態だと捉えなおしました。

 

要するに関心がないのではなく、まだ意見を持てるほどよく知らない、わからないという未認知の状態。

 

欧米諸国のようにデモやボランティア、意見発信など、社会に対して行動する人が多いことは素敵です。

 

ただそういった行動も、自分の意見があるからこそできることではないでしょうか?

 

自分の意見がなければ行動を起こすこともできません。

 

だからこそ僕は日本に「自分の意見を持つ習慣」を作りたいと考えました。

 

自分の意見をつくる=他人の意見を知る

 

「自分の意見を持つ習慣」を作るために必要なものはなにか。

 

僕は、自分のこれまでの行動を振り返ってみることにしました。

 

僕が当時、政治や社会のことを知るために使っていたツールは、ネットニュースとTwitterです。

 

ネットニュースは単純に社会や政治の出来事を知るために利用していました。

 

記事を読んだ後、「みんなはどう思ってるんだろう?」という視点で、Twitterに上がっている意見を検索してまとめ読みしていました。

 

他人の意見を知ることは、自分の意見を作ることにとても役立ちました。

 

自分にない視点や、違う意見を持つ人の気持ちを知ったり、

 

「これはデマじゃないか?」と思う意見から関心を持ち、ネットや本で深く調べたりした経験もあります。

 

色んな意見に触れることで、自分の意見を少しずつ持てるようになっていたのです。

 

この体験から、みんなの意見が分かるニュースアプリがあれば、

 

ニュースを見るついでに自分の意見を持つ習慣を作ることができるのでは!と思い立ちました。

 

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みんなの意見が分かるニュースアプリ

 

そこでもう間もなく、リリースしようとしているのが、みんなの意見が分かるニュースアプリ「どっち?」です!!

 

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「そもそも関心がない人はニュースなんて見ていないのでは?」という声が聞こえてきそうですが、

 

実はニュースアプリを利用している人はめちゃくちゃ多いです。

 

たとえば最大手のひとつ、Smart Newsの月間アクティブユーザーは1350万人にも及びます(2018.12.25時点)。

 

ですが、ただ記事を読むだけでは、自分の意見をつくることは難しいです。

 

そこで「どっち?」はニュースを読みながら、自分の意見を持つことができ、さらにはその先の行動にまでつなげる設計を考えました。

 

その設計を説明します。

 

まずどっち?では「みんなどう思ってるんだろう?」と気になるニュースを、

編集部が選択して配信します。

 

 

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そして各ニュースに対して、編集部から議論をするトピックを立てます。

 

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そのトピックに対して「賛成」「反対」「その他」の三択でユーザーが投票、意見を書くことができる人はコメントを投稿します。

 

 

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それらのコメントが集約され、アプリ上で様々な意見を知ることができるのです!

 

それらのコメントは人気順に並び替えたり、保存することもできます。

 

また気になるユーザーをフォローしておけば、その人のコメントを追い続けることも可能です!

 

さらに、

 

みんなの投票結果は集計され、グラフとして表示されるので、世の中の人がどう思ってるのかを相対的に知ることもできます。

 

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「みんながどう思ってるかが分かる」というのも、関心を広げる一つのキッカケになると考えています。

 

今後どっち?のユーザーが増えれば、スタディツアーや政治イベントを企画して、どっち?を通して行動の枠組みも提供したいと考えています。

 

自分の意見を持った先の行動まで、このアプリで実現をしたいのです!!

 

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学生時代実施したカンボジアスタディツアー

 

この構想は自分たちだけでは実現できない

 

今僕は藤田一輝という、中学のころからの友人とこのテーマを追っています。

 

藤田はいいやつですし、とてもまじめで優秀な人間だと思います。

 

だけど、僕たち2人だけではこの構想は絶対に実現できないんです。

 

この構想になくてはならない、必要不可欠なもの。

 

それが、アプリに参加してくれる人たちです

 

たくさんの人がコメントを投稿してくれないと、他の人が意見を持つことに繋がらないんです!!!!

 

だからこそ、みなさんの力が必要なんです。

 

どうか、日本の政治社会意識を高めるために、力を貸してください。

 

社会や政治に対して、多くの知識を持ってる方をたくさん知っています。

自分の意見を持って、それを発信している人もたくさん知っています。

 

どうか皆さんの持っている意見を、

日本の政治社会意識を高めるために貸していただけないでしょうか!!

 

そりゃあ、日本の政治社会意識を高めるなんて、きれいごとかもしれないですよ?

そして自分でもおこがましいと思います…

 

だけど、、、

 

生まれた場所とか、偶然によって社会問題を背負って…ってそんな社会おかしいじゃないですか!!!!!

 

誰かが傷つく社会なんて、次の世代に残したくないじゃないですか!

 

政治や社会の出来事がもっと自分事になって、行動する人が増えれば、絶対解決される問題は増えていくと思うんです!!

 

そのためにはまず自分の意見を持ってもらうことが大事なんです!!!!

 

日本社会のみなさん自身の手で、理想の社会を作っていくために、

 

一緒にこのアプリを作っていっていただければ嬉しいです。

 

本当によろしくお願いいたします。

 

※アプリはiOSから2月頭、androidからは2月中の配信を予定しています。

配信が開始されましたらお知らせいたしますので、もう少々お待ちください。

 

 

 


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廣瀬 智之(ひろせ ともゆき)

社会問題の解決を他人任せにしない世界へ。#新卒で社会起業家 に挑戦中。元開発メディアganas記者。「日本の社会・政治参加意識を高めるメディア事業」立ち上げ中です。

 

私立・公立高校やイベントで講演の依頼をいただいています。

これまでの取材写真や動画を用いて、社会問題、国際理解の講演を承っています。

 

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講演依頼はこちらから

tomoyukihirose1234@gmail.com